検診センターは胃がんや大腸がん、乳がんなどの特定の病気に関する検査を行う施設です。似た名前の施設である健診センターとの違いは検査内容です。健診センターで行う検査は、身長・体重・血圧などの測定、聴力検査、血液検査などがメインです。また、人間ドックとも異なります。共通する部分もありますが、細かい内容は異なるので転職を考えている人は事前に確認しておきましょう。なお、検診センターの種類は独立型と病院併設型の2つに分けられます。
検診センターで働く保健師は、主に受診者の保健指導を行います。対面だけでなく、電話での医療相談に応じる機会もあるでしょう。病院併設型の検診センターの場合は、職員の衛生管理業務を行うこともあります。勤務体制が固定されているので、ワークライフバランスを重視する人におすすめの職場です。受診者と接する機会が多く、やりがいもあります。ただし、ルーティンワークがメインになるので同じ作業を繰り返すことが苦痛な人には向いていません。
放射線技師の仕事内容はさまざまです。X線や胸部レントゲンの撮影、CT検査、MRI検査、マンモグラフィ検査、バリウム検査などを担当します。臨床検査技師は受診者の身体状況を測定する生理機能検査を行います。施設の特性上、夜勤がなく残業が少ない点がメリットです。検診に関する認定資格が設けられているので、キャリアアップしやすい点もメリットといえます。ただし、状況によっては自分が行いたい検査に携われない可能性があります。